元住宅営業マンで、現在はフリーの立場から、家づくりのお役立ち情報をお伝えしております。
住宅営業として、過去に1,000組以上の家づくりをサポートしてきた管理人の実体験、および当サイトに寄せられた口コミをもとに、間取りや価格、保証や性能などの複数項目から三栄建築設計の評判・口コミについてお伝えしていこうと思います。
▼この記事はこんな人にオススメ!▼
- 三栄建築設計のリアルな評判を知りたい
- 三栄建築設計の営業マンが言っていることは本当?と不安な方
- 他社と三栄建築設計の評判を比較したい
- 三栄建築設計に関する一通りの情報を知っておきたい
元住宅営業マンも納得の満足度
- 作成した間取りの数は、契約前プランのこだわりとアイデアの量に比例する!
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三栄建築設計ってどんな会社?
この記事をご覧の方々の中には、三栄建築設計で家づくりをしようか検討している、もしくは三栄建築設計の評判・口コミが気になっている方が多いのでは無いでしょうか。
三栄建築設計は、完全自由設計の家を手がけるデザイン住宅メーカーで、先にいくつか評判をお伝えしておくと、
「マイホームを建てたいなと思いいくつかハウスメーカーに相談しにいきましたが、その中でも特に三栄建築設計から提案してもらった家が一番驚きました。こんなお洒落な家を建てられるなら建てたいと思いました。」
「三栄建築設計の設計さんは、設計の腕前は凄かったのだが、あまりコミュニケーションが取れない人だった。でも、そこは営業マンの人が上手く間に入ってくれて、こちらの要望を的確に伝えてもらうことができ、とても満足がいく家を建ててもらうことができた。」
など、特にデザイン面に関するポジティブな口コミが多く確認されております。
後にもお伝えいたしますが、三栄建築設計は企業理念に「同じ家は、つくらない。」と掲げていることもあり、デザイン住宅・オンリーワン住宅へのこだわりはとても高い建築会社と言えますね。
しかし、家づくりで大切な要素はたくさんあり、もちろん間取りや外観も大事ですが、住宅性能や金額面、また家を建ててからのフォロー体制など、総合的に情報を集めることが重要です。
三栄建築設計に関しても、デザイン面はもちろん、その他の側面に関する情報を、実際に評判・口コミも交えて見ていきましょう。
会社概要から考えられる三栄建築設計の評判・口コミ
三栄建築設計の会社概要は以下の通りです。
会社名 | 株式会社三栄建築設計 |
---|---|
設立 | 1993年9月29日 |
資本金 | 1,340,150千円 |
代表取締役社長 | 小池 信三 |
従業員数 | 710名(2019年4月末現在) |
売上高 | 1210億1700円(2019年) |
本社 | 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル |
扱う住宅の構造 | 木造住宅 |
販売エリア | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県 |
住宅販売戸数 | 約1,600棟(2019年度) |
理念 | 同じ家は、つくらない。 |
三栄建築設計は、総合住宅生産企業
このように、三栄建築設計では、
- 戸建分譲事業
- 注文住宅請負事業
- マンション事業
- アセット事業
- インベスト事業
- 海外不動産事業
など、注文住宅の建築・設計・販売以外にも、多角的な観点から住まいに関する事業を展開しており、また、その事業領域は日本に止まらず、実は海外にも進出を果たしているハウスメーカーなんですね。
三栄建築設計では戸建のみならず、店舗やマンションなどの大型の建物に関しても設計・建築の実績がございますので、後にもご紹介しましすが、会社規模としても安心感を感じられる一つのポイントだと思われます。
「同じ家は、つくらない。」を理念に掲げる三栄建築設計の生産体制
先ほどもご紹介した通り、三栄建築設計の企業理念に「同じ家は、つくらない。」というものがあります。
そのポリシーから、三栄建築設計は年間1,600棟以上ものデザイン住宅を世に生み出し続けております。
私が住宅営業マンとして働いていた頃、大手ハウスメーカーであれば「大量生産・大量販売」の方針からプレハブ住宅の施工(商品モデルを多数ラインナップする)が主流である一方で、設計事務所やオンリーワン住宅を手がけるハウスメーカーでは「大量生産・大量販売」ではなく一邸一邸にこだわった住まい作りを行うため、戸建販売数自体は少なくなる傾向にありました。
そんな中で、三栄建築設計の販売数は、同じデザイン住宅のカテゴリーに属するハウスメーカー・建築事務所と比較すると、かなり多くの数を建てていると管理人個人的には考えております。
それを可能にしているのが、三栄建築設計の
- 自社一貫
- デザイナー育成への熱量
- オンリーワン住宅を生み出す組織体制
などの要素が理由だと感じていますが、この後に各項目ごとの評判・口コミ情報をお伝えする過程で詳しく解説できればと思います。
三栄建築設計と比較検討されやすいハウスメーカー
私が住宅営業マンとして働いていた経験の中で、三栄建築設計と競合した経験も何度かございます。
その際にお客様が合わせて見ていたハウスメーカーや、当サイトに寄せられた評判・口コミから分析した「三栄建築設計と比較検討されやすい」ハウスメーカーは以下の通りです。
▼三栄建築設計と比較検討されやすいハウスメーカー▼
積水ハウス
フリーダムアーキテクツ
ミサワホーム
オープンハウス
他の設計事務所
etc…
やはり、間取りや外観を自由にプランニングできる会社がラインナップされておりますね。
また、建築エリアが関東圏なので、関東圏で評判の良い建築会社が三栄建築設計と比較検討されている傾向にあると感じました。
三栄建築設計の総合評価と項目ごとの評判・口コミ
この章では、初めに三栄建築設計の総合評価をご紹介し、その後で各項目ごとの内容に沿って評判・口コミを見ていきたいと思います。
総合評価は、三栄建築設計の特徴を「①.会社の規模感」「②.住宅性能」「③.デザイン」「④.価格」「⑤.保証・アフターサポート」「⑥.住宅営業マンの対応力」の6項目に分類し、多角的にまとめたデータになります。
三栄建築設計の総合評価 | |
▼三栄建築設計の特徴▼ 大手ハウスメーカーでは対応が難しい自由度の建築ができるデザイン住宅メーカー。社内のデザイナー育成にも熱心で、現地調査や設計、インテリア・エクステリア提案など、各工程の作業を自社内で一貫して行なっていることから、お客様の希望と土地の正確に合わせたオンリーワン住宅の設計を行うことが可能。 | |
会社規模/信頼度 | |
住宅性能 | |
デザイン | |
価格(坪単価) | |
保証/アフターサービス | |
営業マンの対応力 |
※「マイホームプランナー宛にいただいた評判・口コミ情報」「管理人ミトが住宅営業として働いていた時に身をもって体感した事実的情報」「管理人ミトが対応したお客様・ご契約者さまの感想・口コミ」「住宅産業新聞のデータ」「オリコン顧客満足度調査のデータ」等を総合的に加味した上で独自に作成した参考データとなります。
それでは、総合評価の各項目の内容に沿って、三栄建築設計の評判・口コミを解説してまいります。
会社の規模感・信頼度
まずは、三栄建築設計の会社規模から得られる安心感・会社信用について見ていきましょう。
先ほどもお伝えした通り、三栄建築設計は、
- 注文住宅販売事業の他にも様々な事業を展開している
- デザイン住宅の部類では業界トップクラスの実績
- 海外にも拠点を広げ、中長期的な成長も視野に入れている
などの点を踏まえると、地方の工務店やビルダー会社以上の安心感が得られることは間違いないでしょう。
しかし、あえて厳しめの意見を述べさせていただくと、管理人個人的には、
- 戸建販売数は年々減少している
- 三栄建築設計の組織上、マイホームの引渡しが終わった後のフォロー体制が手薄
- 短期間で他社の合併を多数行ってきたため、事業の基盤が整うにはもう少し時間が必要
など、細かく見ると上記のような不安要素も確認ができますので、戸建住宅販売を主としてやってきた大手ハウスメーカーと比べると、やや信頼感は劣る気もしております。
特に、家づくりが終わってからのサービス(リフォームやメンテナンス)に関する事業が手薄な点は、三栄建築設計の保証・アフターサポートの評判・口コミの内容に直接的な影響が出ておりますので、今後改善されるか注意して見ておくようにしましょう。
三栄建築設計の住宅性能の評価
次に、三栄建築設計の家の性能面に関する情報をお伝えいたします。
三栄建築設計の性能について、先に口コミをご紹介しておくと、
「長年の夢だった吹き抜けのある解放的なリビングを三栄建築設計さんに実現してもらいまいた。一点だけ、吹き抜けにしたことによってどれくらい暖房の効きが悪くなるか気になっていたのですが、住み始めてみて、以前暮らしていた賃貸よりも暖かさが持続することに驚きました。」
「ネットの評判などで「三栄建築設計」の家なら地震の心配はゼロです!という内容を見たのですが、よくよく確認すると、耐震等級は1〜3ということで、最高等級3を確約できていない事を知りました。大手ハウスメーカーばかり検討していたので、等級3を取れて当たり前の感覚になっていたので、少し心配に思いました。」
など、良い評判から少しネガティブな意見まで、様々な内容の口コミが見られました。
管理人個人的に、デザインに振り切った会社にありがちなのが間取りや外観は徹底的にこだわることができるけど、性能面に関してはあまり特徴がないという事実です。
ハウスメーカー、工務店、設計事務所、それぞれの家づくりの特徴・違いを下記の記事で解説しております。
三栄建築設計に関しても例外ではなく、性能面に関する評判・口コミは、大手ハウスメーカーと比較するとそこまで独自的・特徴的な仕様は確認できませんでした。
三栄建築設計の家の性能や耐震・断熱対策をしっかり確認した上で他メーカーと比較・検討することが大切なので、この後詳しく解説していきます。
三栄建築設計の耐震性…住宅構造は2種類
三栄建築設計の耐震性に関してですが、
- 三栄式羽子板ボルトの使用
- 剛床工法
- ホールダウン金物を使用
などの工夫が施されており、阪神淡路大震災レベルの地震であれば耐えられるよう、構造計算を実施の上、設計されております。
「どこまで高い耐震性を求めるか」によって考え方が変わりますが、私が住宅営業マンをしていた頃、大手ハウスメーカーであれば、「阪神淡路大震災規模の揺れに耐えられるのは当たり前で、東日本大震災規模の地震にも耐えられるよう、耐震実験を実施している」という基準で耐震性の信頼感を高めている会社もござましたので、その点三栄建築設計と比較するとやや手薄に感じますし、そのような評判・口コミも少なからず確認できました。
一方で、阪神淡路大震災クラスの揺れであれば耐えられる力を備えておりますので、ポジティブな評判として、
「とことんマイホームのデザインをこだわれるにも関わらず、三栄建築設計ではしっかり地震対策もされているので、デザインと性能の両方を妥協せずにマイホームを建てることができました。」
の口コミのように、総合的なバランスを考えると十分に安心できるとも感じますね。
ちなみに、三栄建築設計の住宅構造は、下記の2種類あります。
- サンファースト工法
- ツーバイフォー工法
①サンファースト工法
三栄建築設計の一つ目の住宅構造は、サンファースト工法と呼ばれる構造です。
簡単に言えば、木造軸組構法と木質パネル工法を掛け合わせたような工法で、且つ、先ほどもご紹介したように、接合部や各フロアの床部分に、
- 三栄式羽子板ボルト
- 剛床工法
- ホールダウン金物
を採用することで、耐震性・耐久性を高めて設計することが可能です。
管理人個人的なサンファースト工法の良い点は、プランニングの幅を狭めることなく耐震性を高められる点でございます。
しかし、逆に、サンファースト工法の惜しいなと感じる点は、使用されている耐力面材(木質パネルのことです)や構造用集成材の種類が不透明で、各部材ごとの強さ・特性が確認できないことです。
いくつかの耐震対策・工夫は実施されておりますが、上記のように、品質面に関しては全幅の信頼を寄せられないというのが管理人個人的な率直な感想ですね。
②ツーバイフォー工法
三栄建築設計の二つ目の住宅構造が、ツーバイフォー工法でございます。
ツーバイフォー工法は、他の木造ハウスメーカーでも多く採用されている工法で、パネル面で家を支える、木造の住宅の中でも耐震性に強みを持たせた構造だと言えます。
耐震性を重視した工法のため、裏を返せば、三栄建築設計の魅力でもあるデザイン・プランニングの自由度のメリットに関して少なからず妥協することは避けられないでしょう。
デザインよりも耐震性にこだわりたいという方は、こちらのツーバイフォー工法で提案を受けることをオススメします。
木造住宅の構造(木造軸組構法やツーバイフォー工法、など)に関しては、下記の記事で詳しく解説しております。
どちらの構造も、基礎はベタ基礎
サンファースト工法、ツーバイフォー工法、共に基礎にはベタ基礎が標準採用されております。
ベタ基礎は耐震性に優れたメリットがある分、デメリットとしてはコストがかかる点が挙げられ、私が住宅営業マンとして働いていた時にも、大手ハウスメーカーでもベタ基礎はオプション扱いとしていることがござました。
その中、三栄建築設計ではベタ基礎を標準採用としていることが確認できますので、耐震性に関する安心感を高める要素となり得ますので、ご紹介させていただきました。
住宅の基礎(布基礎・ベタ基礎)に関する基礎知識を、下記の記事でご紹介しておりますので、お時間があれば参考にご覧ください。
三栄建築設計の断熱性…グラスウールの内断熱
ここまで、三栄建築設計の耐震性に関する情報をお伝えしてきましたが、三栄建築設計の断熱性につきましてもご紹介させていただきます。
三栄建築設計の断熱性に関する評判としてかなり多かったのが、
「三栄建築設計のデザインに惹かれて契約しましたが、大きな吹き抜けを作ったこともあり、冬場は寒いんだろうな…と思っていました。ただ、思っていたよりもエアコンの効きがよく、標準でエネファームが搭載されていることもあって光熱費は前の住まいよりも安いです!」
「子供がまだ小さく、家の中をハイハイして回るのですが、床暖房をつけるだけでLDKはポカポカです。エアコンも少しだけ付ければ快適な温度になるので、住み心地はいいと感じています。」
などの口コミからも分かるように、エアコンの効きが思ったよりも良いという内容ですね。
この理由として考えられるのは、以下2点の断熱対策でございます。
- 高性能グラスウールによる断熱
- アルミ樹脂のLow-E複合ガラス
①高性能グラスウールによる断熱
三栄建築設計で使用されている断熱材は、アクリアネクストという高性能グラスウールでございます。
また、断熱工法は充填断熱を採用しており、ガラス繊維の断熱材を構造体の隙間に敷き詰めて断熱を行っております。
断熱性が高いグラスウールを使用することで、保温性の高い断熱が可能となり、例えば冬場であれば、一度エアコンや床暖房で室内をあたためると、室内の温度を閉じ込めるため、暖かさが持続します。
②アルミ樹脂のLow-E複合ガラス
三栄建築設計で使用されている窓ガラスは「Low-E 複合ガラス」と呼ばれる断熱性能の高いサッシです。
ペアガラスとなっておりますので、窓ガラスの隙間に断熱ガスが充填されており、外気温の影響が少なくなっております。
また、窓ガラスの弱点でもある窓枠部分ですが、こちらの素材には樹脂が使用されておりますので、この点についても熱を通しづらい仕様となっております。
管理人の懸念点
ここでお伝えすると元も子もない話ですが、上記の2点に関しては、実は他のメーカーが普通にやっている対策でございます。
なので、正直なところ、上記2点の断熱対策を見るだけでは、三栄建築設計の断熱性は他社以上に良いと考えることは難しく、他社も行っている断熱対策を三栄建築設計も抜け目なく実施しているという所でしょう。
一方で、管理人個人的に懸念している点が、三栄建築設計の断熱が「グラスウール×充填断熱」ということです。
詳しくは下記の記事で解説しているので細かな情報は割愛しますが、簡単にまとめると、
- グラスウールは水分を含みやすい
- 充填断熱は室内と外気の温度がぶつかり合い、水蒸気が発生する可能性がある
- 発生した水蒸気をグラスウールが保有し、長年かけて腐敗していく
- グラスウールがずれ落ちて断熱欠損が生じる
- 腐った断熱材から腐朽菌が発生し、家の部材を侵食していく
というような懸念点がある断熱工法のため、その点に関してどのように対処しているのか、三栄建築設計と契約する前に確認しておくようにしましょう。
グラスウール×充填断熱の注意点、および充填断熱とは対極にある「外張断熱」に関する情報は、下記の記事をご覧ください。
三栄建築設計の間取り・外観のデザインに関する評判
次に、三栄建築設計のデザイン面に関する評判・口コミを見ていきましょう。
冒頭からも度々お伝えしている通り、三栄建築設計では完全オンリーワンな住宅を建ててもらうことが可能です。
三栄建築設計の理念でもある「同じ家は、つくらない。」というキーワードから、三栄建築設計の自由設計に対するこだわりが強く感じられます。
なので、デザインに関する評判としても、
「どうせ戸建なんて同じような見た目でしょ?って思っていたが、三栄の設計した家は理にかなっているというか、なぜそうしたのかという理由が一つ一つあって、それがつながりあって建物になっているので、まさにオンリーワンの提案を受けて驚いた。」
「私たちが譲り受けた土地は、親からもらった台形の土地でした。坪数も大きくないため、普通の住宅会社さんでは「建てられない」と門前払いでしたが、三栄建築設計さんは、むしろやらせてください、くらいのテンションで話を聞いてくださり、この土地にこんな建物がよく建ったな…という素敵な家を建ててもらいました。」
など、とてもポジティブな口コミが多く確認できました。
なので、自由設計でプランニングしてもらいたい方や、他の家とは一風変わった家を建ててみたいとご希望の方は、一度三栄建築設計に相談してみてもいいかもしれません。
三栄建築設計の家づくり(デザインへのこだわり)に関して、もう少しだけ細かくご紹介しておきます。
三栄建築設計の家づくりはチーム戦
三栄建築設計では、「営業・設計・施工」の各部門から担当者が1名ずつ着き、三位一体で建築地を確認する所からプランニングをスタートさせます。
デザインばかりに目が行きがちになり、最終的に資金面で折り合いがつかず、せっかく作ったオンリーワンの間取りが建てられないなんてことはよくある話ですが、そこは営業マンがデザインチームに入ることで、金額的な観点からサポートをすることが可能となっております。
逆に、営業マンでは到底思いつけないような空間や設えの発想を、設計士やデザイナーが主導となって提案し、その家が建築可能かどうか、施工面から工事担当も間に入って意見を出し合います。
私が住宅営業マンをしていた頃、ハウスメーカー(特にユニット住宅や企画型の商品を販売する会社)の中には、営業マンが間取りや外観まで全て考えて提案し、設計士はその内容で建築可能か、を確認するだけの役割を担っているメーカーも存在しておりましたので、その点と比べると、三栄建築設計の家づくりは、まさに「同じ家は、つくらない。」を体現していると感じます。
デザイン研究開発室の設置
三栄建築設計では、社内全体のデザイン力を一定以上のものに担保するため、設計課や建築課とは別で、デザイン研究開発室が設けられております。
「同じ家は、つくらない」をコンセプトに、商品の企画からデザインの監修、またデザイナーの育成・教育の機能も担っており、三栄建築設計のデザインを支えている機関と言える部門ですね。
私が住宅営業マンをしていた頃、このようなデザインに特化した部門を作っているハウスメーカーはあまり聞いたことがありませんし、個人的にですがグループとして家のデザインに向き合い続けることで、時代の変化と共に移り変わるトレンドの波にも乗り遅れることなく、いつの時代でも風化しないデザイン性を維持できると感じますので、さすがデザインが売りの会社だけあるなと感じますね。
このような部門が設置されている時点で、三栄建築設計のデザインに関する評判・口コミが良いことに頷けます。
価格(坪単価)/お買い求めやすさ
次に、三栄建築設計の価格面に関する評判・口コミを確認していきましょう。
三栄建築設計の坪単価ですが、50万円〜80万円がマジョリティ価格であることが確認できました。
これは、大手ハウスメーカーと比べると同等かやや低い価格帯であり、ローコスト住宅やコストパフォーマンス重視の会社と比べるとやや高い印象を受ける金額帯と言えますね。
管理人個人的な意見ですが、三栄建築設計は自社一貫の施工体制を行っておりますので、無駄な中間マージンが発生する機会を必要最低限に抑えられているため、コストパフォーマンスとしては悪くないと感じます。
しかし、三栄建築設計が手掛ける住宅は「完全自由設計」の商品である以上、プランの自由度を活かして要望を詰め込むほど、金額も青天井に膨らんでしまいます。
なので、プランによって金額の増減が激しく、一概に価格が高い・安いと決めきれないのが正直な所ですね。
企画型の住宅モデルであれば、デメリットとしてプランの規制が強いことが挙げられますが、その分坪単価が決められているため、金額面の予測が立てやすい特徴がございます。
自由設計・企画型それぞれの商品で異なる金額の考え方について、下記の記事で詳しく解説しております。
三栄建築設計のような自由設計の家を建てる場合、予算から逆算して間取り・外観を考えることも可能ですので、先にデザイナーや営業マンに予算を伝えた上でプランニングしてもらう事をオススメいたします。
とは言え、
「私たちが希望する建築エリア的に、土地の金額が高くなってしまうのは納得ができるのですが、建物価格に関しても、いわゆる大手のハウスメーカーで建てるのと金額に大差なかったです(後から知りました)。安いようなイメージで契約しましたが、全然お得感はないです。」
などの口コミもあるように、三栄建築設計は安いという類の評判・口コミはあまり確認することができませんでしたね。
保証とアフターサポートの評判
次に、三栄建築設計の保証・アフターサポートについて、確認していきましょう。
先にお伝えさせていただくと、三栄建築設計の引渡し後のフォロー体制は、保証、アフターサポート共に大手ハウスメーカーと比較すると大きな落差が見られます。
主な評判として、
「三栄は家を買ってからの対応があまり良くないです。有名どころの会社がかなり手厚いので、余計に保証が手薄なのが目立ちます。」
「家を建ててから不具合が出てきても、三栄建築設計では特に何もしてもらうことができない。また、他社がやっているような引渡し後点検も1年で終わるという物足りなさ。具合が悪くなるのは数年後から。」
などの口コミからも分かるように、あまりいい印象を持たれていないように感じます。
三栄建築設計の保証は必要最低限
三栄建築設計の保証内容ですが、
上記の通り、引渡し後10年間のみということが分かります。
三栄建築設計は、自社の保証内容に関して、「主要構造体・雨漏りに対して、当社で10年保証、保険法人による10年間の保険とダブルの安心。もし、当社が倒産したとしても、保険法人が主要構造体・雨漏りに対して10年間保険を掛けていますのでご安心下さい」というようなメッセージを発信しているのですが、大前提として、普通のハウスメーカーであれば、国の定めた瑕疵担保責任保険(引渡し後10年間保証)とは別に、メーカー独自の保証を設けていることがほとんどです。
「ダブル保証で安心」と謳っておりますが、他のハウスメーカーでも同様の安心が手に入れられますので、三栄建築設計だけのメリットと捉えないよう気をつけてください。
三栄建築設計のアフターサポートは短い
また、三栄建築設計のアフターサポートですが、
このように、サポートを実施しているのは引渡し後1年間のみです。
アフターサポートにつきましても、保証の内容と同様に、業界内の標準内容から考えるとかなり手薄と言えますね。
私が住宅営業マンをしていた頃、総合展示場に出展しているハウスメーカーであれば、どれだけ短くても引渡し後10年間は無料の定期点検サービスを実施しておりました。
もっと言えば、引渡し後10年間の点検サポートでも、当サイトで評判・口コミをご紹介しているハウスメーカーの中で比べると手薄な印象を受けますので、引渡し後1年間というのはかなり短いということがお分かりいただけるのではないかと存じます。
▼例)各メーカーごとのアフターサポート期間▼
会社名 | 初期アフターサービス期間 | 延長期間などの特徴 |
---|---|---|
積水ハウス | 15年間 | 延長保証を行なった場合に、保証期間分の期間を継続 |
ヘーベルハウス | 30年間 | 30年目の大型メンテナンスでその後5年毎に60年目まで延長可能 |
ダイワハウス | 20年間 | 有料点検の実施にて50年目まで延長可能 |
セキスイハイム | 60年間 | 60年間完全無料かつ5年毎の無料点検を継続 |
一条工務店 | 10年間 | 30年目まで可能だが、10年毎に金額発生 |
三井ホーム | 30年間 | 有料点検の実施にて60年目まで延長可能 |
アイ工務店 | 10年間 | 最長築30年目までの有償アフターサービス有 |
ミサワホーム | 20年間 | 有料点検の実施にて10年毎に延長可能 |
パナホーム | 25年間 | 10年毎の有料点検にて60年目まで延長可能 |
トヨタホーム | 25年間 | 5年毎に有料・無料の交互の点検サポートを60年目まで可能 |
住友不動産 | ー | お客様センターへ問い合わせなければ点検は行われない |
タマホーム | 10年間 | 最長60年(保証期間に応じて変動) |
アイフルホーム | 25年間 | 有料点検の実施にて60年目まで延長可能 |
クレバリーホーム | 10年間 | FC経営のため、その後の対応は各ビルダーによって変動 |
住友林業 | 60年間 | 有料点検の実施にて60年目まで10年毎に実施可能 |
三栄建築設計でマイホーム計画を検討される際は、引渡し後の点検は外部の第三者機関に依頼をする想定で、その際の費用なども契約前の資金計画に含めて考えておくことをオススメいたします。
住宅営業マンの対応力とその口コミ
最後に、三栄建築設計の営業マンに関する評判・口コミですが、
「三栄さんの営業マンと最初に会った時、なんだか胡散臭そうな第一印象だったのですが、話していくうちにしっかりしていると感じるようになりました。」
「デザインの話をとてもたくさんしていただきました。営業マンはデザインの知識などは多くは持っていないのかと思いましたが、担当していただいた営業マンは、家のデザインに関する知識も含め、住宅に纏わるあらゆる情報を自己研鑽されていると感じました。」
など、良い内容のものが割合多かったように感じます。
管理人個人的な意見としては、三栄建築設計の営業マンは、デザイン重視の家づくりを推進する社風的に、フットワークは軽いけど、あくまでも主役は設計・デザイナーという意識を持っており、そこまで強引な営業マンがいない印象がありますね。
ただ、そうは言っても金額面や工期の主導権を握っているのは営業なので、関係性はしっかり作っておきたいし、その点に関する知識が豊富なのか、確認しておきたいポイントです。
信頼の置ける営業マンかどうか、しっかりと見極める方法に関しては、別記事で詳しく解説しておりますので、お時間があれば展示場へ行く前にぜひご覧くださいませ。
元住宅営業マンである管理人の経験も踏まえ、住宅営業マンの信頼性を確認する方法に関して、下記の記事でまとめております。
当サイトに寄せられた三栄建築設計の評判・口コミのご紹介
三栄建築設計の評判、口コミをいくつか掲載させていただきます。
住宅営業マン時代の経験より、管理人が伝える「三栄建築設計の評判・口コミ」
この記事の前半でもお伝えしましたが、私が住宅営業マンとしてハウスメーカーで勤務していた頃、三栄建築設計を検討されているお客様の接客をした経験が何度かございます。
その時に出会ったお客様から仕入れた情報や、実際に管理人が感じる三栄建築設計の印象について、当該メーカーの評判・口コミという形でお伝えいたします。
三栄建築設計で家を建てるのに向いているのはこんな人
当サイトに寄せられた三栄建築設計の評判・口コミから考えられる「三栄建築設計で家を建てるのに向いている人」はこのような方々でございます。
▼評判・口コミから考えられる、三栄建築設計での建築が向いている方▼
- 関東圏で家づくりを希望の方、また建築地を所有している方
- ハウスメーカーの提案する商品では満足ができない方
- 家の性能にある程度の妥協を許せる方
- 間取りや外観にこだわって、オンリーワンの住宅を自由設計で建てたい方
- ある程度の資金計画が立てられる方
以上の内容に当てはまる方は、三栄建築設計に間取りや見積もりの作成依頼をしてみるのもいいかもしれません。
最後に…三栄建築設計と他社を比べてみることの重要性
いかがでしたでしょうか?
この記事では三栄建築設計の評判・口コミをご紹介して参りましたが、三栄建築設計でマイホーム計画を進める・進めないに限らず、他のハウスメーカーと比較をすることは、早い段階で必ず行って下さい。
住宅営業マンに一切会わずに、複数社の間取りと見積もりを比較・検討することができます。
自宅から、スマホでもPCでも5分ほどで入力が完了し、600社を超えるハウスメーカーから一括で無料請求ができますので、ぜひ使ってみてください。
※「資料請求、どうしようかな…」と迷っている方は、先に資料請求の手順・郵送方法を確認してみましょう。