元住宅営業マンの立場から、現在はフリーの立場で家づくりに役立つ情報をお伝えしております。
当サイトにお越しいただいた方々には、ぜひ家づくりに活かせる情報をお持ち帰りいただければと思っています。
今回は、アキュラホームの耐震性や断熱性などの「家の性能」に関して深掘りして参ります。
▼この記事をオススメする人▼
- アキュラホームで家づくりを検討している方
- 低価格で自由設計の家を建てたい方
- 自由設計もだけど、耐震性、断熱性も捨てられない方
元住宅営業マンも納得の満足度
- 作成した間取りの数は、契約前プランのこだわりとアイデアの量に比例する!
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Contents
アキュラホームの気になる性能
皆様の中には、アキュラホームの家について興味がある方もいらっしゃるかと思います。
アキュラホームは1978年10月に住宅販売事業をスタートさせ、「職人品質をもっと身近に。」をコンセプトに建築業を長年行なってきた会社です。
こちらの、「アキュラホームの評判・口コミを元住宅営業マンが徹底解明!」の記事でもご紹介しておりますが、アキュラホームに寄せられた口コミの中で評判の良い内容としては、
- 自由設計な家づくりが行える
- 大手ハウスメーカーと比べて価格が安い
- 値引き交渉や建築時期の交渉に乗ってくれる
などが挙げられます。
一方で不安視されがちなのが、
- アキュラホームって、耐震性はどんな感じなの?
- 断熱性能にはこだわって家を建てたいんだけど、アキュラホームは大丈夫?
- 価格相応の性能なら、ちょっと不安かも…
などの、家の性能面に関する内容でした。
この記事ではアキュラホームの性能(特に耐震性能と断熱性能)について詳しくご紹介して参りますので、少し長くなりますがぜひ参考にして下さい。
アキュラホームの耐震性って、どう?
まずは、アキュラホームの耐震性能を、住宅構造と共に確認して参りましょう。
構造は「木造軸組構法」の「S&Iテクノロジー」採用住宅
アキュラホームの家の構造は「木造軸組構法」です。
こちらの「木造住宅のメリット」を伝えている記事でもご紹介させていただいておりますが、いわゆる「在来工法」であり、日本古来から受け継がれてきた木造住宅の建築構造を採用しておりますね。
「アキュラホームは他の大手ハウスメーカーと比較して間取りが自由に確保できた」
というような評判も多いのですが、それは
- 2×4工法やパネル工法と比較したときに、軸組構法の方が自由度が高い
ことが大きな要因でしょう。
また、「S&Iテクノロジー」と呼ばれる工夫をアキュラホームでは行なっております。
「外周部分のスケルトン」と「内装部分のインフィニティ」を掛け合わせられるという意味で、
- ・耐震性・耐久性を追求しながらでも自由に間取りを作っていけます
という思いを込めて名付けられておりますね。
耐震性能は実験にて実証済み
アキュラホームでは「耐震実験」を行なっております。
- 阪神淡路大震災想定(818ga)→損傷なし
- 新潟中越地震(川口町)想定(2,036gal)→損傷なし
- 新潟中越地震(小千谷町)想定(1,314gal)→壁紙にわずかな亀裂
このように、過去の大きな地震の衝撃を3回連続で与えたにも関わらず、「クロスにわずかな亀裂が入った」のみの損傷で済んでおり、震災で倒壊した建物によく見られていた
- 接合部分の損傷・変形
- ボルトや金物の破損
- その他構造内の破壊
といったような大きな損傷な見られなかったということです。
名前も知らない工務店の家を建てるよりもはるかに安心して暮らしていくことができると考えられるのではないでしょうか?
基礎は地盤強度に応じて変更可能
アキュラホームの基礎の構造は
- 布基礎
- ベタ基礎
のどちらでも応じることができることが確認できます。
基礎に関しては「布基礎とベタ基礎」を解説している記事でもご紹介させていただいている通り、
- 地盤の強さ
- 構造タイプ
によってどちらを使うほうがいいのかを判断できます。
アキュラホームでは、基礎の構造から派生して
- 具体的な地盤調査
- 地盤改良
の工事についても一括で任せられることが分かりました。
高倍率耐力壁「ストロングウォール」
「アキュラホームの住宅はこれといった特徴が見られない…」
このような口コミを見かけることもありましたが、その中でも唯一アキュラホームが性能面でこだわりを持って使っていると考えられるのが、
- 高倍率耐力壁「ストロングウォール」
でしょう。
石膏ボードと組み合わせることで、壁面の耐力性能を通常の強さの5倍に引き上げることを実現させた耐力壁ですね。
東京大学とアキュラホームで共同開発し、国土交通大臣の認定を受けている材料でもあります。
このストロングウォールの活用によって、
- 通常の壁倍率では難しい「大型空間」を実現
- 壁の量が少なく済むため、後々のリフォームにも役立つ
というようなメリットが存在しております。
断熱性能(家の快適性)に関しては不安が残るか…
アキュラホームの快適性に関しては、他の建築会社と比べたときに、やや不安が残ります。
24時間換気システムの効果が未知数
まずは「家の快適性」を考える上で最も大切な「気密性」の高さと「換気システム」の充実度ですが、気密性に関しては数値が公表されておりません。
HP上では「高気密住宅」という文言を見かけられますが、その根拠を確認することはできませんでした。
また、換気システムに関しては、
「居室の空気口より空気を取り入れて、トイレ・洗面所・ホールの換気口から24時間換気を続ける」
という内容だと確認ができますが、その換気システムであれば「アパート」で採用されている換気方法と同じ
なので、戸建住宅の規模の換気を効率よく行うことができるのか、不安に感じます。
各居室に設けられた吸排気口から、機械で24時間換気しているのであれば問題ないですが、そのような特徴を確認できないため、他のハウスメーカーと比較して不安が残りますね。
床下は外気が通通か
先ほどの「換気システムの性能」の不安感は、室内環境だけではなく、
- 基礎内部の換気方法
にも派生しているように感じます。
他のハウスメーカーであれば、
- 基礎の周りを密閉し、外気との接触を防ぐ
- 基礎の内部の温度・湿度は換気システムで調整
などの特徴があるので、
- 床下が外気温に触れないため、冬場でも底冷えがしない
- 床下が強制的に換気状態になるため、湿気がこもらない
というような恩恵を受けられるケースが多いです。
一方で、アキュラホームの基礎換気は「自然換気」のため、「外気を床下に貫通させることで湿気を逃がす構造」になっております。
最終的には居住空間の快適性を損なうことにも繋がりかねませんので、床暖房や断熱材の増量など、予め断熱性能にはお金をかけて対策を打っておく必要がありそうです。
元住宅営業マンが考えるアキュラホームの耐震・断熱・性能面
私が住宅営業として働いていた時から感じておりましたが、アキュラホームの家は、性能面が他社と比較した際の優位点となるケースは少ないです。
言い換えると、アキュラホーム独自の耐震対策、断熱対策は少ないと言わざるを得ません。
特に断熱性については公表してもらえる情報がかなり少なく、気密性(それも実邸の平均値や最低保証値、等)に関してもグレーな項目なので、室内の快適性に関して納得できるかと言われると、少し難しいのではないかと思います。
もしアキュラホームで打ち合わせを進めている方がいらっしゃったら、契約前にその辺りは営業マンに確認しておくことをオススメいたします。
そもそもアキュラホームの魅力は性能面ではなく価格の安さや自由設計である点にございますので、耐震性能や断熱性能にこだわって家づくりがしたい方は、別のハウスメーカーを検討してもいいかもしれませんね。
口コミから知るアキュラホームの性能の評判
アキュラホームの耐震性や断熱性に関して、評判や口コミの内容を一部抜粋して掲載いたします。
もっと詳しくアキュラホームの評判・口コミを確認したい方は、こちらの「アキュラホームの評判・口コミを元住宅営業マンが徹底解明!」をご覧になって下さい。
まとめ…アキュラホーム以外の建築会社も検討する重要性
いかがでしたでしょうか。
今回は、アキュラホームの性能に関する情報をご紹介させていただきました。
一生に一度の家づくりだからこそ、できる限り複数のハウスメーカーを比較して、自分たち家族に最も適したハウスメーカーだと納得してから契約するようにして下さいね。
最後に、当サイトからも毎月多くの方が使っている資料請求サービスをご紹介させていただきます。
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