元住宅営業マンで、現在はフリーの立場から、家づくりのお役立ち情報をお伝えしております。
あなたが当サイトにお越しいただいたのも何かの「ご縁」だと思いますので、ぜひ「マイホーム計画に活かせる知識」を持って帰ってくださいね。
今回は、サンヨーホームズの保証やアフターサービスの内容について、ご紹介していきたいと思います。
▼こんな人にオススメ!▼
- サンヨーホームズに家づくりを任せるか迷っている
- 家づくりにおいて、「保証・アフターサービス」に関心がある
- 引渡し後の対応力を重視して、ハウスメーカー選びをしたい
元住宅営業マンも納得の満足度
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Contents
サンヨーホームズの保証内容
皆様の中には、サンヨーホームズについて気になっているご家族様も多いのではないでしょうか。
サンヨーホームズの前身は三洋電機株式会社なので、SANYOブランドの設備(ソーラーパネルや蓄電池等)をお手頃価格で設置できるのが特徴的です。
ZEH対応の家が標準仕様ということもあり、住宅性能自体は一般水準より高いです。
一方で、引き渡しを受けた後の保証内容やアフターサービス内容に関しても、ハウスメーカーと契約する前に確認すべき大切な項目の一つです。
サンヨーホームズの保証・アフターサービスの内容はどのようなものなのか、気になる方も多いかと存じます。
まずは、サンヨーホームズの保証の内容から確認していくことにしましょう。
サンヨーホームズの保証期間は「30年保証」って、本当なの?
サンヨーホームズでは、引き渡し後の自社商品の保証期間を、「引き渡し後30年間」と謳っております。
さらに細かく見てみると、
- 構造上主要な箇所 引き渡し後30年間
- 防水箇所 引き渡し後20年間
というように部分ごとに細分化されておりますが、概ね引き渡し後は各所に長期保証が備えられていると感じます。
先ほど貼り付けた図を見ると、引き渡しを受けてから30年間は無料で保証期間が付与されているようかな感じるのですが、実際には引き渡し10年目の段階から保証延長のための費用が発生します。
10年目以降はアフターサポートによる点検後の有償メンテナンス工事をサンヨーホームズに依頼することが前提条件で、保証を付与してもらえるのですね。
なので、サンヨーホームズの住宅購入者全員が得られる保証期間は、30年間ではなく引き渡し後5年目まで、というのが正しい情報となります。
ただ、このように長期保証を謳っているにも関わらず、実際はお金を負担して延長保証を行う必要があるハウスメーカーは、実は少なくありません。
※詳しくは後ほど各社の保証期間を掲載しますので、参照してください。
まあ、そうは言ってもしっかり長期保証を行うハウスメーカーは存在しておりますし、何より、サンヨーホームズの5年間保証は、他のハウスメーカーと比較してしまうと圧倒的に手薄なサポートと言わざるを得ません。
また、有償のメンテナンス工事も各邸の規模感やメンテナンス程度にもよるため費用が読めないのですが、少なくとも数万円で収まる作業とはならないでしょう。
住宅ローンに加えてメンテナンス費用の支払いを簡単に行えるご家族様は少なく、結果的に30年間保証を得られない方は多くいらっしゃると考えられます。
上記の事実を知った上で、引き渡し後の生活をイメージし、サンヨーホームズと契約するかどうかをご検討するようにして下さい。
普通はどのハウスメーカーも瑕疵担保責任保険(国が定める保険)に加入するか、ハウスメーカー独自の保証期間を設けておりますので、サンヨーホームズでも最低10年間の瑕疵担保責任保険内の保証は受けられるはずです。
しかし、瑕疵担保責任保険の内容に関わらず保証・修繕を行って貰えない等の口コミも寄せられておりましたので、実際のところどうなのかは不明です。(当サイトにも確かな情報が今の所寄せられておりません。)
少なくとも、先ほどご紹介した5年間は保証期間が付与され、10年目に関しては瑕疵担保責任保険で賄うことができれば、無料保証期間はなんとか10年間となりますが、それにしても少し手薄ですね…。
●サンヨーホームズの保証内容●
5年間の無料保証+その後、点検&メンテナンス(有償)を行うことで、5年ごとに延長保証可能
・基礎や屋根、柱など、構造上主要な箇所に対しては引き渡しから30年間の初期保証が設けられている(10年目以降はメンテナンス費用が必要)
・雨水の侵入などを防止する箇所に対して、引き渡しから20年間の初期保証が設けられる(10年目以降はメンテナンス費用が必要)
他社と比較して知るサンヨーホームズの保証
実際に、他のハウスメーカーと比較しながら、サンヨーホームズの保証について確認してみましょう。
●有名ハウスメーカーの保証内容●
会社名 | 初期保証 | 延長保証 |
---|---|---|
積水ハウス | 30年間 | 有料点検・補修によって10年毎に可能 |
ヘーベルハウス | 20年間 | 無し |
セキスイハイム | 20年間 | ー |
一条工務店 | 10年間 | 30年目まで可能だが、10年毎に金額発生 |
アイ工務店 | 10年間 | 瑕疵担保保険の内容です |
パナホーム | 35年間 | 10年毎の有料補修にて60年目まで延長可能 |
トヨタホーム | 30年間 | 10年毎の有料補修にて60年目まで延長可能 |
住友不動産 | 30年間 | 10年毎の有料補修の実施にて30年目まで延長可能 |
タマホーム | 10年間 | 最長60年(長期優良住宅の施工邸のみで、その他は最高30年) |
アイフルホーム | 10年間 | 瑕疵担保保険の内容です |
ミサワホーム | 30年間 | 有料補修にて10年毎に延長可能 |
クレバリーホーム | 10年間 | 有償メンテナンス実施で最長30年 |
ダイワハウス(xevo、GranWood系) | 30年間 | 有料補修の実施にて15年毎に延長可能 |
ダイワハウス(xevo、GranWood系以外) | 20年間 | 有料補修の実施にて10年毎に延長可能 |
三井ホーム | 10年間 | 10年毎の有料補修の実施にて30年目まで延長可能 |
住友不動産 | 10年間 | 引き渡し後10年目・20年目に有料工事を行う事で、最大30年目まで延長可能 |
サンヨーホームズ | 5年間 | 有償メンテナンスを実施することで、その後5年ごとに延長保証可能 |
サンヨーホームズのアフターサービス内容
私が過去に住宅営業マンとしてお客様に伝えていた「家づくりで忘れてはならないこと」があります。
それは、家を建てる前ではなく、家を建てた後のアフターサービスの内容でございます。
家は建てて終わりではなく、むしろ建てた後の生活こそが大切にすべきことなので、引き渡し後何十年と続く戸建ライフを「安心して安全に健康的な暮らしが続けられる」ために、アフターサービス(つまりは家の点検サービス)は欠かすことができない検討ポイントなのです。
なので、この記事をご覧の皆様は、保証と合わせてアフターサービスの内容も必ず確認するようにして下さいね。
サンヨーホームズのアフターサービスに関しても見ていきたいと思います。
サンヨーホームズのアフターサービスは30年間?
サンヨーホームズでは、自社のアフターサービス期間を「引き渡し後30年間」と謳っております。
なんとなく察しがつく方もいらっしゃるかもしれませんが、例のごとくサンヨーホームズの家(全邸)に30年間のアフターサービスが無料で備えられている訳ではなく、完全無料期間は保証と同様の5年間のみであることが確認できました。
引き渡し10年目以降は、これまでに点検してこなかった箇所も見てもらえますが、代わりに有償メンテナンスを実施する必要があるため、言い換えればお金がかかります。
私がアフターサービスの中で特に重んじているポイントは、点検サービスの総合計期間ではなく、無料で付与されているアフターサービス期間でごさいます。
仮に有料点検だとすると、普段生活していて問題が起こらない限り、お金を払ってまで点検サポートを依頼しないと思います。
しかし、目に見えない所で不具合が生じている場合、放って置くと取り返しのつかないことになっている可能性だってございます。
サンヨーホームズでも、アフターサービスで点検を実施する箇所は、床下、小屋浦、配管、床下点検通路の確保など、家の下から上まで点検サポートを実施しておりますが、それは引き渡し10年目以降の有料点検内容となります。
家を引き渡しされてから数十年経った時、家に歪みが生じる可能性が高まるため、アフターサービスでしっかり見てもらいたいところです。
なので、サンヨーホームズのアフターサービス内容としては、管理人的に少々物足りなさを覚えます。
他の会社と比較するポイントの一つに入れていただき、他社メーカーも見学してみるのもいいでしょう。
●サンヨーホームズのアフターサービス内容●
- 引き渡し後5年目までは完全に無料の点検サポート
- 引き渡し10年目以降は、無料期間内のアフターサービス頻度は、5年に一度
- 引き渡し後10年目以降は、有料でアフターサービスが受けられる
他社と比較して知るサンヨーホームズのアフターサービス
実際に、他のハウスメーカーと比較しながら、サンヨーホームズのアフターサービスについて確認してみましょう。
●有名ハウスメーカーのアフターメンテナンス内容●
会社名 | 初期アフターメンテナンス期間 | 延長期間などの特徴 |
---|---|---|
積水ハウス | 15年間 | 延長保証を行なった場合に、保証期間分の期間を継続 |
ヘーベルハウス | 30年間 | 30年目の大型メンテナンスでその後5年毎に60年目まで延長可能 |
セキスイハイム | 60年間 | 60年間完全無料かつ5年毎の無料点検を継続 |
一条工務店 | 10年間 | 30年目まで可能だが、10年毎に金額発生 |
アイ工務店 | 10年間 | 最長築30年目までの有償アフターサービス有 |
パナホーム | 25年間 | 10年毎の有料点検にて60年目まで延長可能 |
トヨタホーム | 25年間 | 5年毎に有料・無料の交互の点検サポートを60年目まで可能 |
ミサワホーム | 20年間 | 有料点検の実施にて10年毎に延長可能 |
タマホーム | 10年間 | 最長60年(保証期間に応じて変動) |
アイフルホーム | 25年間 | 有料点検の実施にて60年目まで延長可能 |
住友林業 | 25年間 | 有料点検の実施にて60年目まで10年毎に実施可能 |
クレバリーホーム | 10年間 | FC経営のため、その後の対応は各ビルダーによって変動 |
ダイワハウス(xevo、GranWood系) | 25年間 | 有料点検の実施にて、保証期間内であれば15年毎に延長可能 |
ダイワハウス(xevo、GranWood系以外) | 15年間 | 有料点検の実施にて、保証期間内であれば10年毎に延長可能 |
三井ホーム | 30年間 | 有料点検の実施にて60年目まで延長可能 |
住友不動産 | 10年間 | 10年目・20年目に有償点検を行った場合、20年目・30年目まで延長可能 |
サンヨーホームズ | 5年間 | 10年目以降、有償メンテナンスを実施することで、30年間およびそれ以降も依頼可能 |
元住宅営業マンからの、サンヨーホームズの保証やアフターサービス評価
それも、引き渡し後10年間の時点でメンテナンス費用が発生するため、他社と比べても無料期間が短いと言わざるを得ません。
勘違いしないで頂きたいのは、10年目以降はサンヨーホームズ側で保証もアフターサービスもやっていない、という訳ではなく、お金を払えば対応してもらえるという点です。
ただ、住宅ローンの返済と重ねてメンテナンス工事費用が5年ごとにかかると考えると、なかなか手が出せないのも現実的な意見かと存じます。
大手ハウスメーカーを中心に、より手厚くお得に引き渡し後のフォローを行なっている会社はありますので、保証やアフターサービスの内容を重要視してマイホーム計画を進められる方は、ぜひ他社の比較検討をしておきましょう。
サンヨーホームズの保証・アフターサービスに関する評判・口コミ
サンヨーホームズの保証やアフターサービスに関連する評判・口コミを一部抜粋して掲載しておきます。
→もっと詳しくサンヨーホームズの評判・口コミを見てみたい方はこちらの記事へ!
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