元住宅営業マンで、現在は「どのハウスメーカーにも属さない立場」から、お家づくりに必要不可欠なお役立ち情報を提供しております。
当サイトにお越しいただいた方々には、ぜひ「マイホーム計画に活かせる知識」をお持ち帰りいただきたいと思っております。
今回の記事は、マイホーム計画をスムーズに(且つ正しい方向性で)実行して行くために必要不可欠な、「新築のこだわり」を整理する事前準備のコツについてお伝えしております。
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Contents
新築のこだわりを整理することは、とても重要
新築で家づくりを始められる方々の心の中には、その人・そのご家族様それぞれの「新築のこだわり」があることでしょう。
一生に一度のマイホーム計画ですから、最高のマイホームを実現させて理想の新築を手に入れたいですよね。
そこで大切になってくるのが、「新築の家に求めるこだわりの整理」です。
既にに家づくりを始められている方にとっても、これから家づくりを始めたいと考えられている方にとっても、「私たち家族が新築に望むこだわり」をしっかりと心の中で整理しておくことは、マイホーム計画が終わる時の「建ててよかった!」を感じるために必要不可欠なことだと、管理人個人的にも感じております。
特に、これから家づくりを始めて行く方々にとっては、総合住宅展示場へ行くよりも前に、まず考えなければならない超重要な行動と言えます。
ここで、私が住宅営業マンとして働いている時にお出会いさせていただいたお客様の「新築の家に求めるこだわり」の中から、特に多かった内容を16個お伝えいたします。
この記事を読みながら、「私たちは実はこの項目についてこだわりがあるな」「やっぱりどの項目よりも新築へのこだわりがあるのはこれだな」と考えを深めて行く際のお役に立ててください。
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元住宅営業マンが感じる「新築のこだわりあるある」特集
※管理人ミトが住宅営業として働いていた際に出会ったお客様のこだわり項目を、総括的にまとめたデータ結果を元に算出しております。
間取り(導線や部屋数、拘った配置)
新築のこだわりとして、まず非常に多くの方が挙げられる項目が、間取りです。
特に、お家にいる時間が比較的長くなる奥様層のこだわりとして、「家事動線の工夫」や「収納スペースの効果的使用アイデア」などが多く挙げられます。
外観
従来の「寄せ棟」や「切り妻」の屋根が主流だったお家の外観も、現在では「シンプルモダン」や「和モダン」とうような「シンプルでクールなモダンな外観」が多くみられるようになってきました。
特に若い男性の方で、新築には外観のかっこよさを求められる方が多く見受けられる傾向にあります。
インテリア計画
部屋の内装や照明計画も、新築のこだわりとして挙げられる項目ですね。
照明1つとっても、配置や種類、天井との高さの関係などで、演出できる空間の雰囲気は、その人が求めるこだわり次第です。
インテリアコーディネーターが在籍している会社に依頼することで、より密度の濃い提案を受けられるでしょう。
エクステリア計画
案外忘れられがちなのが、エクステリアの計画です。
車・バイクが趣味の方や、家庭菜園を趣味にされている方々にとって、新築を計画するのと同時にこだわりを持たれることが多いです。
新築の建物に調和した外構計画は、完成したときの見栄えに大きな差が生まれます。
水回り・什器設備
什器設備とは、キッチンやUB(ユニットバス)、洗面台やトイレなどの水回り関係のことです。
奥様の要望の中には「広くて使い勝手のいい上質なキッチン」をこだわりとして挙げられる方が多く、その種類にも「壁つけタイプ」や「L型キッチン」「アイランドキッチン」など、こだわりのライフスタイルに合わせた様々な種類があるため、現在のお住まいの中にある不満を新築を建てるタイミングで解消したいという考えもあることが見受けられます。
住み心地
日本には「暑い夏」があり、「寒い冬」があるため、夏は涼しく冬は快適に過ごすことを新築のこだわりとして挙げられる方も多いのではないでしょうか?
関わってくる内容としては「断熱性」や「気密性」、また「換気システム」などの空調システムに注意して会社説明を聞きに行くべきでしょう。
耐震性
こちらも「地震大国」である日本で暮らす上では忘れられない項目です。
阪神淡路大震災を経験された方々は、真っ先に譲れないポイントとして挙げられております。
鉄骨・木造、家の構造にかかわらず、現在ハウスメーカーにおいては耐震性能の向上に余念無く向き合っているため、営業マンに詳しく話を聞きに行かれることをお勧めします。
耐久性
耐久性も、新築を考えて行く上で非常に重要なこだわりではないでしょうか?
せっかく新築を建てたのに、数年経ってガタがきてしまったら、ものすごくショックですよね。
光熱費
現在のお住まいで、「光熱費がバカにならない!」という不満を抱えられている方々がこだわりたい項目ではないでしょうか?
新築を建てる際に、合わせてソーラーパネルの搭載も考えた新築の計画にして見るのもいいかもしれませんね。
保証・アフターサポート
新築のお家が完成し、不具合が出てくるとすれば「すみ始めた後から」になります。
せっかく素敵なお家を建てたはいいものの、その後のトラブルに対応してもらえなければ困りますよね。
だからこそ、「保証」や「アフターサポート」に関してこだわりがある方々も多いのです。
構造・工法
現在のお家の構造は「鉄骨」、「木造」、「コンクリート」の3タイプが主流です。
さらに木造1つとっても、「在来工法」や「2×4(ツーバイフォー)」など、工法も多岐にわたるため、「私たちの理想を叶えられる工法に適しているのは…」と、構造や工法から掘り下げて考えて行かれる方もいらっしゃいます。
土地
新築を考えるにあたって、多くの方は「土地の購入」もセットで考えないといけませんよね。
「土地の広さ」や「日当たり」だけではなく、「駅までの距離」や「子供の小学校校区」、「近隣の生活環境」など多くのお悩みポイントがあるのではないでしょうか?
だからこそ、まずは「土地」を新築のこだわりとして挙げられる方も多くいらっしゃいます。
家のブランド
みなさん、新築のお家に引っ越したら、ご家族やご友人に自慢したくないですか?
「〇〇の家を建てたんだ」「CMでよくやっているやつなんだ」など、周りが「すごいなー!」と憧れを抱くポイントの中に、「家のブランド」があります。
マイホームを買った際の、1つのステータスと言えるのかもしれません。
会社の規模感
会社の規模感を新築のこだわりとして挙げていらっしゃる方もおりませんか?
「会社の規模感=新築の家を任せられる安心感」とも考えられますので、ある程度の規模感は必要不可欠だ!とこだわられる方も少なくはないでしょう。
当サイト「マイホームプランナー」の中でも、会社紹介記事の中では必ず会社規模(会社信用)の観点から情報を掲載しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
金額
ほとんどの方が「金額」に関してはこだわりがあるのではないでしょうか?
一方で、「金額が一番のこだわり!安ければ安い方が助かる!」と考えられる方や、「金額は大切だが、お金を少しかけてでもこだわりたい内容がある」といった具合に、「金額への関心度合い」はその人それぞれ違ってくるでしょう。
税金関係
金額と付随していつ内容ですが、税金関係に関してこだわられている方も少なからずいらっしゃいますよね。
新築を建てた際に、賃貸やアパートでは発生してこなかった「固定資産税」や「不動産取得税」がかかってくることになります。
できる限り税金関係の出費をなくしたいという方々が特にこだわりたいと思われるポイントになります。
新築のこだわりを整理することの目的と重要性
多くの方は、山本さまご家族さまのように「とりあえず住宅展示場へ行ってみる」ことからマイホーム計画をスタートさせているのではないでしょうか?
この、「住宅展示場へ足を運ぶ」とき、
- 「どんなポイントを重点的に聞きたいのか」
- 「どのハウスメーカーを見学して逆にどの会社には行く必要がないのか」
- 「どのような情報が得られれば、次のステップに進むことができるのか」
がご家族の中ではっきりとしている場合、下記のメリットが生まれます。
●自分たちのマイホーム計画には適していないメーカーには足を運ばなくて済む●
→時間短縮にもつながり、本当に考えるべき内容へ労力を割くことができます。
→また、自分たちには適していないメーカーからの「余計な情報」もシャットアウトすることができ、「頭の中がわけわからなくなる!」という状態を無くせます。
●営業マン主導ではなく、自分たちの「マイホーム計画」主導で情報を仕入れられる●
→新築のこだわりがはっきりしていなければ、営業マンの巧みなトークによって「自分たち家族のこだわり」をコントロールされ、営業マン都合の軸を形成されてしまう恐れがあるが、新築のこだわりがはっきりしていればその心配がない。
→仮に、営業マンからの「アポイント要請」が飛んできたとしても、はっきりと「自分たちのマイホーム計画には当てはまらないから」と断ることができ、本当に悩むべき「こだわりポイント」に労力を割くことができる。
●知りたい内容がシャープになっているため、より性格で深みのある情報を入手することができる●
→「とにかく話を聞きに行って見る」場合、結局各社の会社説明&押し売りトークに飲み込まれて、結局「自分たちのこだわりはなんなのか」を「迷いのある中で考え直す」ことになるが、新築のこだわりをはっきりさせておけば、「この情報は必要ない」「この詩情報はこだわりのポイントだからそう少し詳しく話を聞きたい」と行った具合に、実りのある住まいづくり活動が可能になる
貴重な家族の時間や休日を使って見学に行くのですから、どうせなら実りある活動にしていただきたいと思います。
もっと言えば、このマイホーム計画序盤の段階で「無知な状態」の頭に入ってくる情報は、自分たちで正しい・間違っているの判断が難しい分、大きな迷いや誤った解釈が生まれやすく、最悪の場合「ハウスメーカー選定のミスマッチ」が生まれる原因にもなってしまいます。
だからこそ、「私たち家族は〇〇が新築を考える上でのこだわりだ」と明確させておくことが、家づくりの序盤においてはとても重要になってくるのです。
新築のこだわりを知ることは案外難しい…
実は、新築のこだわりをはっきりとさせる、また整理することは、ある家族にとっては「これだ!」と早期に考えがまとめることができても、一方で別の家族では「何をこだわればいいんだ…!」となかなか考えがまとまらない場合もあるのです。
むしろ、「これが新築で求めたいこだわり!!」と胸を張って言えるご家族さまの方が、私の経験上少ないとも思っております。
ここでは、新築にこだわりを整理するポイントについてお伝えさせていただきます。
新築のこだわりを整理するポイント
まずは、お金のことを一切考えず、欲張り方式で「新築のこだわり」を洗い出してみましょう。
現在の生活の不満は何?
新築のこだわりを考えて行く際は、「現在の住まいの不満点」をはっきりさせることから始めるのがオススメで効果的です。
例えば、
という不満があれば、具体的に「どこの、何が、どのくらい溢れているのか」まで詳細に思い描いてみてください。
であれば、子供が遊びそうなスペースに収納を作ってあげると、今の住まいの不満は解消されますよね?
このような粒感で考えて見ると、たくさん不満は出てくるのではないでしょうか?
たったこれだけの内容の中でも、
- 玄関の収納スペースを考えた間取り・収納計画
- キッチンの収納や子供と会話ができるような配置計画
- 子供のおもちゃをリビング付近で収納でき、広々と遊べるような間取りの工夫
- 底冷えしない断熱性
というようなこだわりが生まれ、さらに大きな粒度でまとめると
- 「間取り」
- 「快適性」
この2つが出てきましたね。
現在の住まいで気に入っている内容は何?
もう少し幅を広くして考えてみましょう。
現在の不満から逆算して、それを改善する発想とは逆に、「現在の住まいで気に入っている点」は、新築においても残すorさらに良くすることを考えてみてください。
「静かな環境なので、居心地がいい」
「部屋の色合いが好みで、家具の色ともマッチしているので気に入っている」
「南向きのバルコニーだから、洗濯物がすぐに乾いたり、日中の日当たりが抜群」
など、たくさんありますね。
さらに、
「バルコニーと洗面脱衣室の距離が遠いから、もう少し近づけることができればさらに嬉しいな!」
といったような要望から、こだわりに深みをつけてみましょう。
新築を建てる際に我慢するなら何?
次に、資金的なフィルターを通して考えていきます。
細かい「ローン借り入れ」の内容や「自己資金」の詳細まで考える必要はありません。
あくまで、「お金の制約がある場合、まず何を我慢して、最終的に何が残るのか」をはっきりさせることが目的です。
こうすることで、自然と「新築のこだわりの優先順位」がつけられますし、予算の増減に応じて採用するこだわりの幅を優先順位から考え出すことができます。
新築のこだわりは決して1つに絞らなくても構いませんが、最低限の優先順位づけまでできていれば、ブレないマイホーム計画の準備は完璧です!
元住宅営業マンとして出会った1000人以上の方々の「新築のこだわり」ランキング
参考までに、住宅営業マン時代にお出会いさせていただいたお客様の「新築のこだわり」をランキング形式にまとめております。
よければ活用してみてください。
(管理人ミトが住宅営業として働いていた際に出会ったお客様のこだわり項目を、総括的にまとめたデータ結果を元に算出しております。)
1位 間取り
堂々の第一位は「間取り」に関する新築へのこだわりです!
現在のお住まいの不満としてもろに感じやすい内容であることも、多くの方がこだわりを持たれているポイントです。
2位 金額
第二位と言いながら、ほとんど第一位と同着のこだわりでした!「金額」です。
人生の買い物の中で最も高い買い物といっても過言ではないでしょう。
だからこそ、「少しでも安く、お得に買い物したい」と考えられる方が多かったです。
3位 耐震性
第3位は「耐震性」です。
日本の地形の特性や、自分自身の被災経験など、多くの方々に関心がある内容です。
4位 内装
第4位は「内装」です。
新築のこだわりとして、「部屋の空間を豪華にしたい」と希望される主婦層の方々や、こだわりのあるご主人の意見が多くございました。
5位 外観
第5位は「外観」です。
せっかく新築を建てるからには、かっこいいorこだわりのある外観にしたい!と考えられるご意見が多くございました。
まとめ
元住宅営業マンも納得の満足度
- 作成した間取りの数は、契約プランの「こだわりとアイデアの量」に比例する!
- 見比べた見積書の数は、値引き交渉の「知恵と材料の多さ」に比例する!
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※まずは無料請求の手順と資料サンプルを確認したい方はこちらの記事でご紹介しております。
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