元住宅営業マンで、現在はフリーの立場から、家づくりのお役立ち情報をお伝えしております。
住宅営業として、過去に1,000組以上の家づくりをサポートしてきた管理人の実体験、および当サイトに寄せられた口コミをもとに、間取りや価格、保証や性能などの複数項目から無印良品の家の評判・口コミについてお伝えしていこうと思います。
▼この記事はこんな人にオススメ!▼
- 無印良品の家のリアルな評判を知りたい
- 無印良品の家の営業マンが言っていることは本当?と不安な方
- 他社と無印良品の家の評判を比較したい
- 無印良品の家に関する一通りの情報を知っておきたい
元住宅営業マンも納得の満足度

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無印良品は住宅も作っていた!
家づくりをスタートされた方々の中で、無印良品の家を見かけたご家族様もいらっしゃるのではないでしょうか。
無印良品は、今や日本全国で日用品販売を行うメーカーでございますが、実は住宅事業も行なっているのです。
無印良品が住宅事業をスタートさせたのは2000年に入ってからなので、そこまで歴史があるわけではございません。(詳しくは後にご紹介いたします。)
しかし、さほど歴史が深くないに関わらず、当サイトに寄せられた無印良品の家の評判の中には、
「大手のハウスメーカーと同様かあるいはそれ以上に断熱性が良い!無印良品の家に住んでいますが暑い夏は涼しく寒い冬は暖かく過ごすことができています!」
「無印良品の家と聞いて建売住宅のようなイメージを持っていたけど、間取りや外観がかなりお洒落でびっくりした!」
といった口コミが多く寄せられております。
逆に、
「日用品と同じく安いイメージで見学に行ったけど、坪単価60万円越え・・・!無印良品の家は結構高いのでびっくりしました。」
「家が完成した後の保証とか点検サポートが微妙…やはり住宅一本でやってる会社には劣ると感じる。」
といったようなネガティブな評判・口コミも見受けられます。
まだまだ知名度が高くない分、信憑性の高い情報が得られにくいのが現状なのが正直なところです。
なのでこの記事では、なるべく細かく無印良品の家の情報を、リアルな評判や口コミと合わせてお伝えして参りますのでぜひ参考にしてみて下さいね。
それではまず初めに、無印良品の家を展開する会社の概要についてご紹介していきたいと思います。
会社概要から考えられる無印良品の家の評判・口コミ
無印良品の家の会社概要は以下の通りです。
会社名 | 株式会社MUJI HOUSE |
---|---|
設立 | 2000年5月31日 |
資本金 | 1億4,900万円 |
代表取締役社長 | 松﨑 曉 |
従業員数 | 58名(2019年4月現在) |
売上高 | 約35億円 |
本社 | 東京都豊島区東池袋4-26-3 |
扱う住宅の構造 | 木造住宅 |
販売エリア | 青森県、新潟県、宮城県、愛知県、静岡県、岡山県、広島県、香川県、山口県、福岡県、熊本県、大分県、鹿児島県、関東エリア、関西エリア |
住宅販売戸数 | 300棟/年間 |
理念 | 当然、自然、無印。 |
以上が無印良品の家の会社概要になります。
無印良品の家はフランチャイズ式で販売される
私自身も無印良品の家を調べていて意外に感じたのが、MUJI HOUSEはフランチャイズ方式で家づくりを行なっているハウスメーカーだと言う事です。

フランチャイズ方式のハウスメーカーに関する特徴は「FC住宅で家を立てるメリット・デメリット」の記事で詳しくまとめておりますが、
加盟店によって引き渡し後のアフターサービスの手厚さが異なり、自分達のエリアの加盟店が信頼できる工務店なのか不安…
中間マージンが発生しない分、安価に建てられてお得!
などなど、デメリットもあれば、もちろんメリットもあると言うのが正直なところ。
ただ、無印良品の家に関する評判や口コミを見ていて面白いのが、「デザインにこだわりが持てる」という内容や、反面「価格が割と高め(」坪単価は後ほど掲載します)といった内容など、フランチャイズのハウスメーカーには見られない特徴が多い点でございます。
無印良品の家が考案された際の軸として「アンチハウスメーカー」の考えが大きかったと言うのですが、まさに従来の家づくりにはない考え方が無印良品の家には多々詰め込まれていることが見受けられます。
建築士などのスタッフは外注している
フランチャイズ方式で住宅建築される無印良品の家ですが、建築士やデザイナーは外注していることが分かりました。
社員の数に関しても58名とそこまで多くなく、普通は社員では配置する人材のアウトソーシング化を図っておりますね。
この辺りはコスト削減を目指した策であることが分かりますが、無印良品の家の商品自体建築家によってデザインされておりますので、建築士を雇う理由がそもそもないようですね。
ただ、当サイトに寄せられた評判の中で、
加盟店によって品質やスタッフ対応にムラがある!
引き渡し後のサポートがほかの店舗とは違う!
という意見は、どちらかというと少数派の口コミでした。
結論から言うと、このようなネガティブな評判が少ない理由として、
- 実は自由設計ではなく、建築家のモデルプランに絞り込んだデザインを採用していること
- 商品タイプを3パターンに絞り込み、品質の差が出にくい販売方式となっていること
- 無印良品の家で建築した人に対して一律に保証とアフターサービスを付与していること
などの理由が関与しておりますが、これらは次の章以降で解説いたします。
無印良品の家は、思いの外かなりお洒落だった!
という口コミもあれば、
木造住宅なのに、全然自由に間取りや外観を設計してもらえなかったのでガッカリした…
という評判も多く見られるのも、建築士を必要としない家づくり方針が大きく関わってきている証拠です。
この会社概要だけを見ても分かりますが、オンリーワン住宅を建てたいとお考えの方には無印良品の家はあまりおすすめすることができませんね。
合っているor合っていない、が顕著に現れるハウスメーカーであると考えられますので、安易に契約に踏み切らずにじっくり相性を考えてからサインを交わすようにしてくださいね。
無印良品の家と比較検討されやすいハウスメーカー
私が住宅営業マンとして働いていた経験の中で、無印良品の家と競合した経験は一度もございませんが、当サイトに寄せられた評判・口コミから分析した結果、「無印良品の家と比較検討されやすい」ハウスメーカーは以下の通りだと考えられます。
無印良品の家と比較検討されやすいハウスメーカー
セキスイツーユーホーム
クレバリーホーム
ユニバーサルホーム
ヤマダホームズ
地場の工務店
etc…
いわゆる木造住宅系のハウスメーカーが多いですね。
かつ、ヤマダホームズやクレバリーホームなどのフランチャイズメーカーも合わせて比較される方が多いようですが、個人的には無印良品の家の価格が高い点から、セキスイツーユーホーム等と比較した方がいいのではないかと感じます。
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無印良品の家の総合評価と項目ごとの評判・口コミ
この章では、無印良品の家の総合評価をご紹介し、その後で各項目ごとの評価内容に沿って評判・口コミを見ていきたいと思います。
総合評価は、無印良品の家の特徴を「①.会社の規模感」「②.住宅性能」「③.デザイン」「④.価格」「⑤.保証・アフターサポート」「⑥.住宅営業マンの対応力」の6項目に分類し、多角的にまとめたデータになります。
無印良品の家の総合評価 | |
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▼無印良品の家の特徴▼ 日用品販売を行う無印良品が手がける住宅。フランチャイズ方式のハウスメーカーであるにも関わらず品質にムラが少ないと評判。一方で建築費用が割高という口コミも多し。 | |
会社規模/信頼度 | |
住宅性能 | |
デザイン | |
価格(坪単価) | |
保証/アフターサービス | |
営業マンの対応力 |
※「マイホームプランナー宛にいただいた評判・口コミ情報」「管理人ミトが住宅営業として働いていた時に身をもって体感した事実的情報」「管理人ミトが対応したお客様・ご契約者さまの感想・口コミ」「住宅産業新聞のデータ」「オリコン顧客満足度調査のデータ」等を総合的に加味した上で独自に作成した参考データとなります。
まだ無印良品の家に関して詳しく知らない方には意外な結果だったかもしれませんが、実際に無印良品で家を建てたり、また契約を検討する段階まで話をしている方々の率直な評判からこのような評価内容が出てまいりました。
それでは、総合評価の各項目の内容に沿って、無印良品の家の評判・口コミを解説してまいります。
会社の規模感・信頼度
まずは、無印良品の家を販売しているMUJI HOUSEの規模感、信頼感に関してですが、結論からお伝えしますとあまり評判は良くありません。
一見、無印良品という有名ブランドを展開する企業がバックボーンにあると考えがちですが、無印良品は「良品計画株式会社」という企業が親会社でございます。
そして、無印良品の家は良品計画が販売しているのではなく、その子会社である株式会社MUJI HOUSEが販売を行っております。
特に、
- MUJI HOUSE自体歴史が浅い(2000年創立)
- 従業員数が工務店並みの少なさ(58名)」
- フランチャイズによる販売方針
などの理由により、無印良品の家に関する企業規模の信頼感は低いのが現状ですね。
それは、無印良品の家に寄せられた評判の中に、
「均一に高品質住宅を建ててもらえると信じられたからこそ、無印良品で家を建てる決心ができました!」
「よくあるハウスメーカーの営業マンの押し売り営業みたいなことは一切なかった!」
というような、従来のハウスメーカーではあまり見かけられない口コミが多く見られたからです。
無印良品の家のコンセプトに「アンチハウスメーカー」という考えがございますが、この考えが一層日本各地に浸透していけば、急速に知名度が上昇して会社規模に関わらず信頼感を拡大していけるのではないかと予想しております。
とはいえ、それはまだまだこれから先のお話であり、現時点では無印良品の家の会社規模や信頼感に関しては、大手ハウスメーカーの足元にも及ばないでしょう。
今後の無印良品の家に期待を込めて、あえての辛口評価です。
無印良品の家の住宅性能の評価
次に、無印良品の家の住宅性能について見ていくことにしましょう。
無印良品の家に関して、特に評判が良かったのが「断熱性能」でございます。
なので、まずは断熱に関する住宅性能を解説して参ります。
無印良品の家の断熱方法は大手ハウスメーカー並!
無印良品の家では、「外張り断熱+充塡断熱」のダブル断熱工法を採用しております。

管理人自身とても驚いたのが、無印良品の家には標準仕様でダブル断熱を採用していると言うことです。
大手ハウスメーカーの中でも、ダブル断熱を標準にしているメーカーは実はほとんど存在しておらず、オプション価格でようやく外張り断熱+充填断念の断熱工法を実現可能、というのが普通です。
しかも、よくある「なんちゃってダブル断熱」ではなく、断熱材にもしっかりと拘りを持って断熱材を設置しております。
※なんちゃってダブル断熱とは、厚みのある外壁材を使用することで外張り断熱を謳ったり、柱や梁などの構造体を外側から囲うことなく2重で断熱材を使用しているだけでダブル断熱と謳ったりする、いわゆるコストカット断熱です。
結果的に、無印良品の家の断熱性能評価は、国が定める最高等級である「4」を取得しております。

この辺りの仕様から、無印良品の家の断熱性能に関する評判が高いことが分かりますね。
断熱材にはフェノールフォームを採用
無印良品の外張り断熱に使われている断熱材は「フェノールフォーム」と呼ばれる高耐久・高断熱の断熱材でございます。
こちらの「外張り断熱のメリット」の記事でもご紹介している発泡系のウレタン断熱以上の断熱性能を誇る、板状の断熱材になり、断熱性に優れているだけではなく、耐久性と耐火性にも優れている特徴がございますね。

正直、この断熱材を使用していることに関しても私個人的にはかなり衝撃で、無印良品の家がここまでやるのか・・・!と驚かずには要られませんでしたね。
無印の家の断熱材、某大手ハウスメーカーでも使っていると思ったらオプションだった。
繊維系の充填断熱以外にも板状の断熱材がすっぽり家を覆っているので安心感が大きい!
などの良い評判が目立つのも納得です。
無印良品の家の構造は「SE構法」
無印良品の家は、SE構法と呼ばれる木構造技術を取り入れた住宅でございます。
SE構法の住宅の特徴としては、
①構造用集成材の使用による耐久性の向上と品質のブレを軽減

②柱と梁を接合する箇所の欠損が少ないSE金物

③ベタ基礎と構造用集成材が一体となった柱脚金物

④一邸ごとに台風や地震に対する強度を計算して数値で裏付ける構造計算

などが挙げられます。
特に、4つ目の「構造計算」を実施しようとすれば、大手ハウスメーカーでも追加費用が数十万円発生するなんてこともザラでございます。
普通は大型施設の建造物やビル・マンションなどの建築の際に行うものですので、その対策を戸建住宅に行っていると考えれば、耐震性・耐久性にどれだけこだわっているかがお分かりいただけるかと思います。
結果的に、無印良品の家の耐震性能等級は、国が定める最高等級の「3」を取得しております。
ただし、管理人個人的に「その通りだな〜」と感じた口コミが、
「大手ハウスメーカーでは耐震等級3は当たり前で、その1.5倍〜それ以上を目指した対策を行っているので、等級3ですごいでしょと言われてもそこまで凄いと思えない。」
という内容です。
この方が仰られるように、大手ハウスメーカーでは耐震等級3の取得は当たり前であり、その数倍の強度を実現するための対策と実験を行っております。
無印良品の家では、自社商品の耐震実験は行っておらず、SE構造の家の実験のみということですので、その点を踏まえると大手ハウスメーカーの強度には及ばないと感じますね。
とはいえ、
「集成材やベタ基礎など、工務店とは比べ物にならないくらい質の高い部材を仕様していて、素直にいい家だなと思った!」
というような評判・口コミが多いのは、無印良品の家のSE構法からきていると断言できます。
無印良品の家の間取り・外観のデザインに関する評判
それでは次に、無印良品の家のデザイン性を確認して見ましょう。
口コミの内容を鑑みて、無印良品の家のデザインに対しては「凄く良い!」という評判と、逆に「がっかりする提案内容…」という良くない評判の大きく2つの意見に分かれております。
へ〜!それって一体どうして何だろう?
高性能や品質の均一化から予測できる「無印良品の家のデザイン性の欠如」
前項目の中で、無印良品の家の性能に関する評判・口コミの好評価具合をお伝えしましたが、反面、実は個人的に懸念していたことがございました。
え…何何ですか?
それは、建築する家1邸1邸を均一に高品質、高断熱、高耐久にするためには、ある一定の間取り・外観の自由度に関して制約が発生するのではないか、ということ。
なぜなら、住宅は自由設計であればあるほど、断熱材の施工法や構造部材の配置変更などをケースバイケースで考えていく必要があり、デザインを優先するあまり性能評価などの基準値が通常よりも下回ることは避けられないからです。
無印良品の家の評判を見る限り、上記のような品質のブレは確認できず、どちらかといえば工場生産のような品質重視の家づくりを行なっているイメージが強いです。
セキスイハイムやトヨタホームではユニット工法の採用によって品質を担保する反面、間取りや外観などのデザイン性をガクッと落とした家づくりを行なっております。
「無印良品の家のモデルハウスに行ったら、吹き抜けやウッドデッキがありのまま配置されていて、思いの外お洒落でびっくりした!」
「某設計事務所と契約に至るまでの折り合いがつかず無印良品の家を訪ねましたが、やはりプランニングの自由度はないのだとガッカリした。」
など、二極化する評判・口コミの背景には、無印良品の「アンチハウスメーカー」から表れる家づくりへの拘りが存在しておりました。
でも、本当に無印良品の家って自由設計じゃないの?
調べたところ、予想通り「あえて自由設計を行わない」スタンスでプランニングを行うとの情報が得られました。

あえて自由設計を行わない無印良品の家の考え方とは?
ここまできたのでズバリお伝えさせていただきますと、無印良品の家は自由設計ではございません。
(ただし、本当に自由設計を行なっているところは少ないですが…)
かといって、無印良品の家は工場生産系のハウスメーカー同様、融通が全く効かない住宅なのか、と言えばそこまで制約が強いわけではないそうです。
リビングの大きさをモジュール単位(910mm)で増減させることもできますし、各間取りの配置を組み替えることも可能です。
ただ、それもこれも前提としてモデルプランありきの話であり、自分達の生活スタイルを無印良品の家に当てはめて建築をしていくことに変わりはございません。
だから無印良品の家は自由設計ではないんですね。
無印良品の家はコンセプトとして「シンプルかつロジカルな間取り作り」を掲げており、将来ご家族様の住まいの要望が変わった時も、その要望に応じてリフォームが出来るようなデザインを重視しております。
「自由設計でオンリーワンの家が建てられる!」
という評判が根強く残るハウスメーカーに対抗して、
「今の家族にとってオンリーワン住宅を建ててしまうと、30年後・40年後の生活を考えた際に後悔する可能性が高いかも。」
と真逆の発想でプランニングを行なっていることから、あえて自由設計をしないという家づくりが生まれたのですね。
無印良品の家の商品タイプはたったの3つ
無印良品の家には木の家、窓の家、そして縦の家という3パターンの商品規格が存在しております。
そしてその中から、さらに20個(80パターン)のモデルプランを選択し、軽微な修正を加えてデザインしていくという流れになります。
木の家

吹き抜けを中心とした間仕切りの少ないタイプの木造住宅です。
木造住宅ならではの、通常必要となる構造柱の出現率が少ないのが木の家の特徴で、大解放・大空間の空間演出を手に入れることができます。
また、空間自体が大きく設計されているため、将来リフォームを考えた際にも融通が利きやすいのもメリットの一つです。
無印良品の家の中でも最も人気が高い商品であり、
「木のぬくもりを感じながら吹き抜けのある解放空間に居られて幸せです。」
「他の木造メーカーでは断られた大空間の希望を無印さんは叶えてくれた!」
というようなポジティブな評判が多く見られます。
窓の家

木の家と共に事業スタート時から用意されていた商品規格の一つです。
窓の配置から間取り設計を考えるスタイルでプランニングを行い、採光・通風もデザインするモデルです。
外観は木の家のキューブ型とは異なり、三角屋根の洋服なタイプに限定されるため、好みが合わない方にはあまりおすすめができません。
縦の家

2014年に新商品として登場したのが、縦の家です。
3階建ての商品タイプであり、都市部や狭小地での建築に向いております。
各部屋の上下の配置を上手に組み合わせ、段差にできたスペースを収納として活用するなど、縦の家ならではの魅力がたくさん詰まったモデルプランとなっております。
「木造住宅ならではの間取りの自由度で嬉しい!基本的には1階に家族が集まり寝る時だけ3階へ行きます!」
「傾斜天井を利用して子供部屋とつながりが生まれ、家族のコミュニケーションが増えました。」
などの口コミが見られました。
ただし、木の家、窓の家と比べると、価格が最も高い商品タイプとなります。
価格(坪単価)/お買い求めやすさ
無印良品の家の坪単価は、坪単価55万円〜75万円が最多価格帯であることが確認できました。
これまでにも多々ご紹介しましたが、
「高い!無印良品の家なのに!」
という口コミは本当に多いですね。
しかし、一方では
「高いなりに品質に拘っていると思うので納得価格!」
「他のハウスメーカーでダブル断熱やSE構法を採用した場合、実際もっと高いでしょ。」
というような評判も少なからず見られます。
元住宅営業マンの立場から言えることは、無印良品の家のホームページに掲載されている価格はあまり参考にしない方が良いということ。

なぜなら、そこに記載されている費用は本体工事価格のみであり、その他にも
- 地盤工事費用
- 屋外工事費用
- 空調設備工事費用
- インテリア費用
- エクステリア費用
- etc…
など、なんだかんだと価格は加算されます。
建物本体価格のみで見積もりをしていると、上記に挙げたような「高い!」という印象を抱きやすくなります。
他社では坪単価に組み込まれているけど無印良品の家では別途見積もりになっている項目がないかを確認する意味も込めて、他社にも見積もり作成を依頼しておくことをオススメいたします。
保証とアフターサポートの評判
無印良品の家の保証、アフターサポートは工務店と同じような内容でございます。
故に、
「やっぱり大手ハウスメーカーには敵わない!」
「アフターサポートの担当者が素人のような社員で不安感が生まれた…」
というネガティブな評判が多くなっております。
保証内容は瑕疵担保責任保険のみ
無印良品の家に備えられている保険内容は、国が定める最低限のライン「瑕疵担保責任保険」のみとなっております。

大手ハウスメーカーであれば「メーカー独自の保証を設けている」のが一般的で、
- 引き渡し後20年間保証
- 延長保証で30年間保証
など、より良いサポートを行なっている会社も多数存在します。
その辺りを比較してしまうと、やはり無印良品の家の保証は手薄な印象を抱いてしまいますね。
あまり良い評判・口コミは見られませんでした。
アフターサポートは引き渡し後10年間のみ
保証と同様に、引き渡し後の点検サポートにつきましても引き渡し後10年間にて終了します。

工場生産系のハウスメーカーであれば、均一な品質を担保できることからアフターサポート期間も割と長めに規定されていることが多いです。
- セキスイハイム60年間
- トヨタホーム 55年間
上記のハウスメーカーと同様に均一な住宅品質が魅力の無印良品の家ですが、アフターサポート期間を比べるとかなり見劣りしますね。
しかも、まだ建築実績が少ないからかもしれませんが、
「メンテナンスに来るスタッフが素人同然!」
という評判がちらほら見られました。
引き渡し後も手厚いフォローを希望されるご家族様は、あまり無印良品の家での建築は向いていないかもしれませんね。
住宅営業マンの対応力とその口コミ
最後に無印良品の家を売る営業マンの対応力ですが、良い意味でも悪い意味でもガツガツしていないです。
当サイトに寄せられた評判には、
「他の建築会社で感じた押し売り感は、無印の営業さんには全く感じなかった」
「展示場を見学してから後追いの営業活動がひどかったですが、無印良品だけ電話も訪問もなかったです」
「もっと家づくりについて詳しく説明してもらいたかったのに、適当な対応をされました…無印良品のスタッフには良い印象があったのに残念です」
などなど、捉え方次第で評判が良くも悪くも変化するような口コミが多かったです。
実は、何度も出てきている無印良品の家のアンチハウスメーカーの考えがここにも現れており、普通は存在している住宅営業マンのノルマやテレアポ活動は一切行わないと決めているのだそうです。
押しの強い営業マンが苦手なご家族様にはオススメできます。
当サイトに寄せられた無印良品の家の評判・口コミのご紹介
無印良品の家の評判、口コミをいくつか掲載させていただきます。
住宅営業マン時代の経験より、管理人が伝える「無印良品の家の評判・口コミ」
この記事の前半でもお伝えしましたが、私が住宅営業マンとしてハウスメーカーで勤務していた頃、無印良品の家を検討されているお客様の接客をした経験が残念ながらございません。
なので今回は、当サイトに寄せられた評判・口コミをもとに、元住宅営業マン目線で無印良品の家の評価を、私からの評判・口コミとしてお伝えしたいと思います。
無印良品の家を建てるのに向いているのはこんな人
当サイトに寄せられた無印良品の家の評判・口コミから考えられる「無印良品の家を建てるのに向いている人」はこのような方々でございます。
▼評判・口コミから考えられる、無印良品の家の建築が向いている方▼
- 夏は涼しく、冬は暖かい、そんな住まい環境を手に入れたい!という方
- 木造住宅で、かつ耐震性に拘りをもって家を建てたいという方
- 押しの強い営業マンが苦手で、テレアポや訪問活動を控えてほしい方
- 自分自身で間取りや外観を考えるより、建築家にお任せしてプランニングして欲しい!という方
以上の内容に当てはまる方は、無印良品の家で間取りや見積もりの作成依頼をしてみるのもいいかもしれません。
最後に…無印良品の家と他社を比べてみることの重要性
いかがでしたでしょうか?
この記事では無印良品の家の評判・口コミをご紹介して参りましたが、無印良品の家でマイホーム計画を進める・進めないに限らず、他のハウスメーカーと比較をすることは、早い段階で必ず行って下さい。
住宅営業マンに一切会わずに、複数社の間取りと見積もりを比較・検討することができます。
自宅から、スマホでもPCでも5分ほどで入力が完了し、600社を超えるハウスメーカーから一括で無料請求ができますので、ぜひ使ってみてください。
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