元住宅営業マンで、現在は「どのハウスメーカーにも属さない立場」から、お家づくりに必要不可欠なお役立ち情報を提供しております。
当サイトにお越しいただいた方々には、ぜひ「マイホーム計画に活かせる知識」をお持ち帰りいただきたいと思っております。
元住宅営業マンも納得の満足度
- 作成した間取りの数は、契約前プランのこだわりとアイデアの量に比例する!
- 見比べた見積書の数は、契約前の値引き交渉の知恵と材料の多さに比例する!
無料で間取り・見積書を取り寄せられるwebサービスを上手く活用し、理想のマイホームを必ず実現させましょう。
※まずは無料請求の手順と資料サンプルを確認したい方はこちらの記事でご紹介しております。
Contents
レオハウスの気になる性能
レオハウスでは昔から「クレヨンしんちゃん」がイメージキャラクターとして用いられていますので、どこかで見かけられた経験がある方もいらっしゃるかと思います。
マイホーム計画を進められている方々の中には、レオハウスで打ち合わせ・契約検討をしている方や、打ち合わせはしていないがレオハウスが気になっているという方々もいらっしゃるかと思います。
- 会社設立後の歴史が浅い
- 年間戸建販売数は大手ハウスメーカーには劣る
- 建築された住宅の築年数が浅いため、建築後の住宅の評価がまだまだ難しい
などの内容から、全幅の信頼を寄せることが難しいと考えられている方々もいるでしょう。
しかし、
- わずか10年間で「累計販売数20,000棟」達成
- 全国へ販売網を拡大
- 「金額の納得感」に関して顧客満足度3年連続No,1
といったような、他のハウスメーカーが持っていないポジティブな側面を持っている建築会社でもありますので、決して不安が多く寄せられているだけのハウスメーカーではございません。
レオハウスに関する総合的な評判・口コミ内容に関しては「レオハウスの評判・口コミってどう?価格を含む複数項目から確認!」の記事でもご紹介しておりますが、今回はレオハウスの耐震や断熱などの性能に特化して、その概要を確認していきたいと考えております。
レオハウスの家の構造・耐震性能
まずは、レオハウスの家の構造と耐震の性能に関して見ていきましょう!
レオハウスの構造は「木造軸組パネル構造」
レオハウスの建物の構造を確認して見たところ、
図のような「木造軸組構造」と「パネル構造」を掛け合わせた「木造軸組パネル構造」であることがわかりました。
一般的に、工務店やローコスト住宅で多く採用されているのは「柱や梁などの線材を組み合わせた構造で家を支える『軸組構造』」ですが、レオハウスの場合はさらに「パネルを構造体に採用することで、面で家を支える『パネル構造』」の技術も取り入れております。
また、
- 基礎から耐震性を強くさせるベタ基礎(詳しくは「布基礎とベタ基礎の解説記事」にて解説)
- 梁と床を一体化させて「横揺れに対する耐久度」を向上させる剛床構造
- 構造用金物の使用による「接合部分の破損・損傷」の発生率を軽減
などの施策を打っており、細かい部分にも耐震対策を施した住宅構造であることが考えられます。
オリジナル制震装置「L-SAV(エルセーブ)」を標準搭載
さらに、上記の木造軸組構法やベタ基礎などの施策と合わせて、レオハウスでは「L-SAV(エルセーブ)」というオリジナルの制震装置を標準で搭載しております。
ちなみに、管理人個人的に名前の由来が気になって調べて見たところ、L-SAVは、「Leohouse System of Absorbing Vibration」の略だそうです。
この制震装置を搭載することで、地震の揺れによる建物の変形被害を「50%」減少させることができるのだそうで、大手ハウスメーカー同様に「耐震対策」×「制震対策」の耐震工夫を行っていることが確認できます。
つまり、レオハウスの耐震対策は、
「木造軸組構造×パネル構造×制震装置」
の3段構えの構造をベースに、
- 「ベタ基礎採用」
- 「剛床構造採用」
- 「接合金物採用」
などの各所に対する対策が施されていると言えるのですね。
実際に建てられる家の耐震性に不安あり
管理人の個人的な辛口評価をさせていただくなら、
- 耐震等級が不明確
- 間取りによって耐震性が異なる
- 耐震実験の内容が不明
というような、レオハウスの耐震性に対する不安な印象を抱いております。
確かに、
「ローコスト住宅の割には制震装置を採用するなど、耐震性にこだわりを感じられた。」
「他のハウスメーカーと比較しても、耐震性に安心して家を任せることができた。」
というような評判・口コミは少なからず確認できます。
しかし、実際に建てられる家の耐震等級に関しては、
「耐震等級2が標準仕様なの?」
「具体的に営業マンから耐震等級についての話を聞くことができなかった…」
「自分たちの家の耐震等級を確認できない」
というような、実際の家の耐震性能に対する不明瞭・不安を感じる評判が見られるのも事実です。
他の大手ハウスメーカーであれば、「耐震等級3を標準採用」といったような公表をされている会社がほとんどですが、レオハウスの場合は、
このように、耐震等級についての解説をしているだけで、実際の保証内容に関して明確にされていないのです。
おそらくは、「間取りや商品規格によって耐震性が異なる」という理由でしょうが、この場合、実際に建てられる自分たちの家の耐震性に不安を感じてしまう方も多いですよね?
具体的な耐震実験の内容も確認ができていないため、その分のコストを削減しているのかもしれませんが、耐震性についてやや不安を感じてしまうという管理人個人的な思いもあります。
レオハウスで建築をする際は、建築確認申請を出す前に必ず、
「自分たちのプランの耐震等級はいくらなのか」
を確認しておく必要があると考えて下さい。
レオハウスの断熱性能
レオハウスの断熱性に関してですが、気密性C値、断熱性UA値に関しては公表されていないです。
「国の基準を満たした断熱性」ということから、おそらく「C値5,0以下」「UA値=各エリアの基準値以下」であることは考えられますが、他のハウスメーカーと比較した場合、数値上の性能は劣っている可能性が高いでしょう。
また、断熱材には
- グラスウール(標準)
- 吹付発泡断熱(オプション)
のどちらかを採用することができますが、吹き付けの断熱材を選ぶことで坪単価が大きく上がることが考えられます。
実邸の断熱性能や気密性能がわからない以上、金額に見合った断熱性能になるのかどうかを判断することが難しいため、断熱性・気密性に関しては不安が大きいです。
「レオハウスの家を引き渡してもらいましたが、あまりエアコンをかけなくても問題なく暮らせています」
「やはりローコスト住宅というか…夏場は二階に熱がこもりっぱなし…」
などの評判のように、極論快適性に関しては個人の主観によって感じ方が変わるのですが、「高気密住宅が求められている9つのメリットを元住宅営業マンが伝えます」や「グラスウールは最高の断熱材?元住宅営業マンが伝えたい真実」の記事でもご紹介させていただいたように、住宅の継続的な快適性の維持や光熱費の削減率を大きく左右するのは、やはり家の断熱性・気密性、そして「換気システム」の性能です。
その換気システムに関しても、
という表現から、全熱交換型第一種換気システムを採用することも可能ですが、金額を落とすためにあえて第三種換気を選ぶ可能性もあり得ます。
換気システムと快適性の関係性は「第一種換気って?第三種換気との違いは?換気システムのポイントを徹底解明!」の記事でも解説させていただきましたように、快適性と非常に密接な関係性があるため、この点に関して不明瞭なレオハウスは、やはり住んでからの快適性に不安を感じてしまいます。
管理人の個人的な主観も入ってしまいますが、住宅営業を経験してきた身として、「主観」ではなく「客観的に判断できる安心材料」が、レオハウスの断熱性・気密性・換気システムにはどうしても少ないため、要チェック内容であるとお伝えさせていただきたいと思います。
管理人が考える「レオハウスの耐震・断熱」の性能内容
断熱性や気密性の基準数値が不透明であることや、自分たちの建築する耐震等級が未知数である点からそのように感じましたね。
ただし、レオハウスには「大手ハウスメーカー以上の金額に対する納得感」の顧客満足度が圧倒的に高いという優位性が備えられており、工務店やビルダー会社の住宅性能と比較すれば間違いなく高いと言えます。
比較検討する住宅会社群が大手ハウスメーカーであれば、耐震や断熱に関しては少々我慢が必要ですが、同じ価格帯の建築会社と比較するのであれば何ら問題ございません。
制震装置やベタ基礎が標準採用できているため、耐震に関してはよく工夫がされています。
一方で、断熱性に関しては、管理人個人的には
- グラスウールではなく「発泡ウレタン断熱」を採用
- 第一種換気システムを搭載
することをオススメしたいです。
もし上記内容を妥協するのであれば、特に夏場や冬場の室内環境では我慢が必要なケースが目立ち、結果的に光熱費が高騰してしまうと予想できますので…。
口コミから知るレオハウスの評判
レオハウスの断熱や耐震などの性能に関する評判・口コミを、一部抜粋して掲載しておきます。
→もっと詳しくレオハウスの評判・口コミを確認したいという方は、「レオハウスの評判・口コミってどう?価格を含む複数項目から確認!」の記事を読んでみて下さい!
まとめ…レオハウスと他社を比べてみることの重要性
現在日本の新設住宅着工戸数は年間で974,137戸、その内マイホームとして住宅を建築される家は年間で291,783戸にも登ります。(平成28年度)
私が住宅営業マンとしてハウスメーカーに勤め、多くのお客様のマイホーム計画に寄り添ってきた経験の中で、家を建てられた多くの方々の中には「もう一度家づくりをやり直したい…」と後悔をする方が予想以上に多いことに驚きました。
建築会社の間取りや見積もりなどの提案内容を、できる限り幅広く比較検討した上で契約を行っているご家族様が少ないのです。
だからこそ、空いている時間にでも構わないので、複数の建築会社の間取りや見積もりを見ておかれることをおすすめします。
※「資料請求、どうしようかな…」と迷っている方は、先に資料請求の手順・郵送方法を確認してみましょう。
元住宅営業マンも納得の満足度
- 作成した間取りの数は、契約プランの「こだわりとアイデアの量」に比例する!
- 見比べた見積書の数は、値引き交渉の「知恵と材料の多さ」に比例する!
無料で間取り・見積書を取り寄せられるwebサービスを上手く活用し、理想のマイホームを必ず実現させましょう。
※まずは無料請求の手順と資料サンプルを確認したい方はこちらの記事でご紹介しております。
【PR】タウンライフ家づくり